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「地に足をつける」と聞いて、数年前までは、ひとつのところにとどまり辛抱してがんばることだと思っていました。
例えば、会社に就職したら定年まで勤め上げて、どんなことがあっても「一生懸命、一所懸命」みたいな。
もちろん、それは大変立派なことです。
私の父は、約40年間ひとつの職場で、辞めたくなる時もあったかもしれませんが
家族のために頑張って働いてくれました。
そのおかげで今の私があり、そんな父に感謝していますし、とても尊敬しています。

私は、公務員として働きながら大学に通って心理学を学び、心と身体の関係に興味を持ちました。
そして、ボディワークというものを知ってロルフィングを受けてから
私にとっての「地に足をつける」ことの意味が変わり始めました。

身体の重さが無理なく足の裏に伝わり、地面にぴったりとくっつくようなグラウンディングの感覚。
その感覚と身体のコアの感覚をつなげると、「自分はここにいる」という実感が湧いてきます。

「地に足をつける」ということは、同じ場所にずっといるということではなく
場所や環境が変わっても、「自分はここにいる」と感じられることなのではないかと身体で理解しました。
もちろん同じ場所にいてもいいのです。
どちらも選べるという自由な心と身体が、「地に足をつける」ことを理解するには必要なことだと思います。

私は大学を卒業すると同時に仕事を辞め、渡米してロルファーになることを決意しました。
その決意は私にとって「地に足をつけて」生きていくために、とても大切なことだったと思っています。

イマ ココ ロルフィング
http://jirolfing.com


 2015_10_27


さて前回のつづき。

Phase3は、Phase2を修了して3か月のインターバルを空けることの他
A4用紙10枚程度で、10シリーズについてのレポートを提出していることが受講の条件です。
他にもPhase2と3の間に、ロルファーから10シリーズのメンターシップを受けることが推奨されています。
ここでのメンターシップとは、ロルファーの指導の下で自分のクライエントに10シリーズを行うことです。

私のPhase3は2013年の6月17日から始まりました。8週間に渡り、合計269時間のクラス。
通常は定員が20名なのですが、もう一つのクラスの参加者が少ないため合体して26名という大きなクラスになりました。
インストラクターはRay McCall、アシスタントにMerlin Madrid、Rob McWilliams。

最初の一週間は Anatomy Weekといって、解剖学の授業です。
解剖学のインストラクターはJon Martine。
ロルフィング10シリーズに沿って扱う筋肉を、座学だけでなく触察で筋肉の場所を手で学びます。
ただ筋肉の場所を学ぶだけでなく、「身体のこの場所をセッションで扱う時は、こうする方法がある。」といった感じで
今後セッションを行っていくにあたって、役に立つような内容でした。
Jon Martineの説明はとても解りやすく、質問にも丁寧に答えてくれる素晴らしいインストラクターでした。

2週目からは、10シリーズを外部の一般の方に行い、生徒一人につき2人のクライエントを担当します。
私のクライエントは、60代の女性と30代の女性。
どちらも優しくて穏やかな雰囲気の方たちでした。

毎回セッションごとに、インストラクターまたはアシスタントのデモンストレーションを見せてもらい
その後インストラクターがセッションの説明や生徒からの質問に答えて、生徒がそれぞれのクライエントに
セッションを行います。
これをクライエント二人に、10回のセッションを終えるまで続けていくというサイクルで、Phase3は進んでいきました。

最後の週にはCase Reportといって、自分が受け持ったクライエントの推移を文章にまとめて
セッションごとに撮影した写真やビデオを見せながら、クラスで発表します。
写真やビデオで見ると、人によって違いはありますが、あらためてクライエントの変化に気づかされ驚きます。
私は30代の女性のケースを発表したのですが、セッション1を受ける前と10回目が終わった後では
歩き方に無駄がなく優雅な感じで変化して、彼女自身も大変喜んでいました。

60代の女性のクライエントからは、最後にメッセージカードと、自身で組んでらっしゃるバンドのCDをいただきました。
お世話になったのはこちらの方なのに、本当に嬉しかったですね♪
今でも大切に持っています。

そして卒業の日。
まずは、教室に集まっていつものようにクラスで輪になって座り
ひとりずつ今、思っていることをシェアする時間がありました。
私も含めて、みんなそれぞれ万感の思いがあったようで、自分で話していろんなことが思い出されて涙…
クラスメイトの話を聴いてまたもらい泣き…

いよいよ卒業式。
たくさんの生徒の家族たちも見守る中、インストラクターから生徒へ祝福のあいさつがあり
「今までは、先生と生徒の関係だったけど、これから私とあなた達は同じロルファーの仲間どうしだ。」
というようなことをおっしゃっていたのが、印象に残っています。

そしてひとりひとりに、phase3の修了証とロルファーの認定書が手渡されました。
卒業式が終わると、いつもお昼休みに使っていたキッチンと食事ができるスペースに
ケーキと飲み物が用意してあり、みんなインスティテュートでの最後のひと時を過ごしました。
 DSC_0001_201510111901292b5.jpg

卒業式から3日ほど、ボールダーでの休日を過ごし、日本へと向かいました。
その1年前の6月、卒業できるかどうか不安でいっぱいになりながら入学したことから思えば
よく卒業できたなと、飛行機の中で喜びをかみしめながら。

ただ、入学前からインスティテュートの先輩、クラスメイト、インストラクター、ステイ先の夫婦
通訳の方、ボールダー在住の日本人、たくさんの人の支えがあっての卒業であり、
ロルファーになることができました。

あれから2年経った今でも、もちろん忘れることはできませんし
これからもクライエントさんやたくさんの仲間と支え合って、セッションを続けていきます。

イマ ココ ロルフィング
http://jirolfing.com

 2015_10_12


今年で、ロルフ インスティテュートを卒業して2年になりました。
今でも時々、仕事を辞めて留学を決めた時のこと
アメリカへに出発する前、新しいことへ一歩踏み出す時の期待と不安など、いろいろ思い出すことがあります。
言葉にすると、今までにも経験したことのように思えるのですが
それらは今までに感じたことのないものでした。

でも正確に言うと、アメリカに留学したことだけが特別な経験ではなく
どこに行っても行かなくても、どんな経験をしても初めて感じることなんですけどね。

それはさておき、2013年の6月、三たび渡米しました。
今回は、この春から成田-デンバー直行便が就航し、アメリカ国内での乗り継ぎはありません。
しかしこの年の4月、ボストンマラソンで爆破事件があり、その犯人が海外からの移民で学生だった影響もあり
行く前から学生ビザでやってくる者の入国審査が厳しい、という情報が入っていました。

乗り継ぎの忙しなさもなく、ゆったりとデンバーに到着しアメリカに入国、のはずなんですが
いつもの入国審査でいつものように目的を尋ねられ、それを告げたところ別室へ行くように指示され…
今回はいつもと違う。情報に間違いはありませんでした。

ドキドキしながら、入国審査官に連れて行かれました…
その部屋にはカウンターと待ち合い用の長椅子があり、私が来た後も留学生とおぼしき西洋の若者が入ってきました。
自分だけが怪しまれたようではなかったみたいで、仲間(?)も増えて少し安心しました。

間もなくカウンターに呼ばれ「なぜ1年で3回もアメリカに来ているんだ?」など聞かれましたが
口調や態度は柔らかかったように思います。
最後に「あなたの英語は解りやすい。」と、皮肉なのか緊張をほぐす思いやりなのか
とりあえず、優しくキャッチ&リリースしていただきました。
でも、荷物検査は受けてもらうとのこと。

手荷物はもちろん、スーツケースも開けて全部調べられました。
その際、インスタントラーメンやパスタソースに「鶏肉エキス」とか「牛肉」の表示を見つけられ
「これは持ち込んではいけない。」と、紙を見せながら言われ没収されました。
加工されていて少し混じっているだけでも、肉類を持ち込んではいけないのでした…

ここでも職員さんの対応は温和で、特に怖い思いはしませんでしたが
結構な時間がかかっていたので、直行便でなく乗り継ぎ便だったら
飛行機に間に合うか合わないかのギリギリだったのではないか。
そう考えると、まぁラッキーだったということにして、いつものsuper shuttleに乗りボールダーのステイ先へ~

つづく

イマ ココ ロルフィング
http://jirolfing.com

 2015_10_11



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京都 四条烏丸でロルフィングをやっています。
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