ロルフ インスティテュート ~ロルファーになるまで(入学~Phase1)
Category: ロルフィング
ロルフ インスティテュート(Rolf Institute® of structural Integration)は、アメリカのコロラド州ボールダーという街にあり、
日本でいう専門学校にあたる学校法人で、1971年に創立されました。
ボールダーは標高約1600mに位置し、マラソン選手の高橋尚子さんなど、多くのアスリートが高地トレーニングを
する場所でも有名です。

ロルファーになるには、この学校を卒業するか、あるいはヨーロッパやブラジルなどにある、
それぞれの協会主催のトレーニングを卒業する必要があり、日本の協会でも過去に4回開催されて
ロルファーを輩出しています。
入学資格は、高校程度の学校を卒業していること、ロルフィング10シリーズを受けていること、
一定の語学力(TOFELなどのスコアを基準に)がある、または自前で通訳を付けることが条件です。
(この点は、最近変わってきているようです。)
その他、エッセイ(志望理由書のような)の提出が求められ、受理されると晴れて入学が許可されます。
入学から卒業までのプロセスはPhase1~3の3段階で、それぞれ約8週間、1クラス20名程度です。

Phase1は218時間、解剖学、生理学、そしてスキルフルタッチといって施術の基礎となる筋膜リリースの実践を学びます。
解剖学は、インストラクターがわかりやすく工夫して教えてくれます。
時には粘土で骨の模型を作ったりして楽しく勉強できますが、だいたい1週間に一度は、小テストがあります。

最終週あたりに、教育を目的にした研究施設で本物の人体解剖を見学する日があり、
この日はみんなちょっと興奮気味だったりして、私もドキドキしました。
生理学は、細胞や身体の組織について勉強します。こちらも同様に小テストがあります。
他にも、Therapeutic Relationshipという「セラピーでの信頼関係」を築くための授業がありました。
これはカウンセリングの基本で教わることと同じで、例えばクライエントが安心してセラピーを受けるために、
時間を守ることや場所(空間)といった環境(セッションの枠組み)の設定をすることとか、
セラピストがクライエントの感情に巻き込まれないよう自分というものを確立し、セラピストとクライエントとの境界を
明確にすること(バウンダリー)など、ロールプレイングを交えながら学びます。
そして授業がすべて終わった後には、解剖学、生理学の修了テストがあり、
それぞれ70%以上を取らないとPhase2には進めません。
確か解剖学は150問、生理学は50問だったと思います。
また、いくらテストの点が良くても、スキルフルタッチが習得できてなかったり、
コミュニケーション能力に問題があると修了できず、もう一度Phase1を受講するように言われることもあるようです。
私は筋肉や骨の名前を、入学する1年前くらいから英語と日本語で覚えていきましたが、問題の出し方が
「ふたつの関節をまたぐ筋肉は?」とか「○○をする時に使う筋肉は?」といった問われ方を記入式で回答するので、
ただ丸暗記しただけでは答えるのが難しいと思います。(でも生理学は4択でした。)
英語が苦手な私にとっては問題を読むだけでも時間がかかり、制限時間ギリギリまで回答して、なんとかパスしました。
Phase1の初日のことは今でもよく覚えていますが、緊張してコチコチになって英語で自己紹介したのを覚えています。
私の場合、英語が苦手で通訳をつけていましたので、授業などでは大いに助けてもらいました。
他にもクラスメイトにひとり、Phase2や3の先輩、そしてボールダーにお住まいのロルファーにも日本人がいたので、
それはそれはありがたかったです。
もちろん、アメリカ人やカナダ人などのクラスメイトも、コミュニケーションが不自由な私にとても仲良くしてくれましたし、
インストラクターも温かい目でずっと見守ってくれていました。本当に素晴らしいクラスでした。
修了式は、嬉しさとやり遂げた安堵感、そして優しいクラスメイトやインストラクターがかけてくれる言葉、
そしてみんなと別れる寂しさなど、いろんな気持ちでいっぱいになって感極まり涙、涙で・・・(照)
それでは次回、Phase2です。
※さらに詳しいことを知りたい方やロルファーを目指そうという方へ。
入学要件や授業内容などが、私が入学した時とは変更になっている可能性がありますので、最新の情報を
入手してください。
私でよければ、できる限りお答えしますので、遠慮なくご連絡くださいね。
http://jirolfing.com
その他、情報の入手先です。
Rolf Institute® of structural Integration http://www.rolf.org
日本ロルフィング協会 http://rolfing.or.jp
日本でいう専門学校にあたる学校法人で、1971年に創立されました。
ボールダーは標高約1600mに位置し、マラソン選手の高橋尚子さんなど、多くのアスリートが高地トレーニングを
する場所でも有名です。

ロルファーになるには、この学校を卒業するか、あるいはヨーロッパやブラジルなどにある、
それぞれの協会主催のトレーニングを卒業する必要があり、日本の協会でも過去に4回開催されて
ロルファーを輩出しています。
入学資格は、高校程度の学校を卒業していること、ロルフィング10シリーズを受けていること、
一定の語学力(TOFELなどのスコアを基準に)がある、または自前で通訳を付けることが条件です。
(この点は、最近変わってきているようです。)
その他、エッセイ(志望理由書のような)の提出が求められ、受理されると晴れて入学が許可されます。
入学から卒業までのプロセスはPhase1~3の3段階で、それぞれ約8週間、1クラス20名程度です。

Phase1は218時間、解剖学、生理学、そしてスキルフルタッチといって施術の基礎となる筋膜リリースの実践を学びます。


解剖学は、インストラクターがわかりやすく工夫して教えてくれます。
時には粘土で骨の模型を作ったりして楽しく勉強できますが、だいたい1週間に一度は、小テストがあります。

最終週あたりに、教育を目的にした研究施設で本物の人体解剖を見学する日があり、
この日はみんなちょっと興奮気味だったりして、私もドキドキしました。
生理学は、細胞や身体の組織について勉強します。こちらも同様に小テストがあります。
他にも、Therapeutic Relationshipという「セラピーでの信頼関係」を築くための授業がありました。
これはカウンセリングの基本で教わることと同じで、例えばクライエントが安心してセラピーを受けるために、
時間を守ることや場所(空間)といった環境(セッションの枠組み)の設定をすることとか、
セラピストがクライエントの感情に巻き込まれないよう自分というものを確立し、セラピストとクライエントとの境界を
明確にすること(バウンダリー)など、ロールプレイングを交えながら学びます。
そして授業がすべて終わった後には、解剖学、生理学の修了テストがあり、
それぞれ70%以上を取らないとPhase2には進めません。
確か解剖学は150問、生理学は50問だったと思います。
また、いくらテストの点が良くても、スキルフルタッチが習得できてなかったり、
コミュニケーション能力に問題があると修了できず、もう一度Phase1を受講するように言われることもあるようです。
私は筋肉や骨の名前を、入学する1年前くらいから英語と日本語で覚えていきましたが、問題の出し方が
「ふたつの関節をまたぐ筋肉は?」とか「○○をする時に使う筋肉は?」といった問われ方を記入式で回答するので、
ただ丸暗記しただけでは答えるのが難しいと思います。(でも生理学は4択でした。)
英語が苦手な私にとっては問題を読むだけでも時間がかかり、制限時間ギリギリまで回答して、なんとかパスしました。
Phase1の初日のことは今でもよく覚えていますが、緊張してコチコチになって英語で自己紹介したのを覚えています。
私の場合、英語が苦手で通訳をつけていましたので、授業などでは大いに助けてもらいました。
他にもクラスメイトにひとり、Phase2や3の先輩、そしてボールダーにお住まいのロルファーにも日本人がいたので、
それはそれはありがたかったです。
もちろん、アメリカ人やカナダ人などのクラスメイトも、コミュニケーションが不自由な私にとても仲良くしてくれましたし、
インストラクターも温かい目でずっと見守ってくれていました。本当に素晴らしいクラスでした。
修了式は、嬉しさとやり遂げた安堵感、そして優しいクラスメイトやインストラクターがかけてくれる言葉、
そしてみんなと別れる寂しさなど、いろんな気持ちでいっぱいになって感極まり涙、涙で・・・(照)
それでは次回、Phase2です。
※さらに詳しいことを知りたい方やロルファーを目指そうという方へ。
入学要件や授業内容などが、私が入学した時とは変更になっている可能性がありますので、最新の情報を
入手してください。
私でよければ、できる限りお答えしますので、遠慮なくご連絡くださいね。
http://jirolfing.com
その他、情報の入手先です。
Rolf Institute® of structural Integration http://www.rolf.org
日本ロルフィング協会 http://rolfing.or.jp